コントロール・サーフェスってご存じでしょうか? ABILITY内の環境設定にも「コントロールサーフェス」メニューがありますが……一般的にはフィジカル・コントローラー(フィジコン)と呼ばれるのでしょうか。
要するに、ソフトの画面上に表示されているボタンやノブ、フェーダーではなく、実際に物理的に存在するボタンやノブ、フェーダーで操作するアイテムですね。
この記事では、ABILITYでの一般的コントローラーの設定方法について説明します。
コントロール・サーフェスの設定は”デバイス設定”内の”コントロールサーフェス”から

“コントロールサーフェス”メニューを開くと次の画面になります。

コントロール・サーフェスを利用するには”コントロールサーフェスを使用する”にチェックを入れます。KORGの売れ筋コントローラーなどは既にプリセットがありますのでプルダウンメニューから製品名を選択することになりますが、多くの製品はプリセットがありません。基本的にMackie Control準拠の製品か同じくMackieのHUIで動かすことになりますが、HUIはProtoolsで使用するのが主なようですので、ここではMackieControlモードを選びます。対応製品は多いですが、ときおりDAW用にメーカー側がモードを作る代わりにMackie Controlモードがない製品があったりしますので、確認した上で購入するのが良いと思います。(①)
②は使いたいコントロール・サーフェスを選んでください。PCに接続していれば選択肢に出てくると思います。

MIDIキーボードなどに操作子が存在する製品は、MIDI IN 2などとして鍵盤部分とコントローラー部分のポートが一般的に分かれていると思いますので、コントローラーのほうのポートを割り当ててください。おそらくメインのポートは鍵盤部分に割り当てられていることが多いと思います。(③)
“MackieControl”を選んでいますので、使用するコントロール・サーフェスに複数のモードがある場合はMackie Controlが使えるようにしてくださいね。

MIDI INの設定にコントロール・サーフェスが割り当てられていると、楽器の音が鳴ってしまったりします。ここには割り当てないようにしましょう。
以上で完了!
これでABILITYでのコントロール・サーフェス設定が終わりました。コントローラーによって可能なことは異なりますが、たいがいの製品に存在するトランスポートボタンだけでもだいぶ効率が上がります。
ぜひ、楽しんで!